桜が咲き、若葉が萌え、新年度の始まりです。さあ、今年はどんな年になるのでしょうか。素晴らしき1年になるよう祈りを込めて大切な人と乾杯したい、と思っている方にちょうどお勧めしたい、春のきらめく光のようなお酒を見つけました。その名も「白光 別誂 | BYAKKO BESPOKE」。
ウルトラプレミアムクラスともいえる日本酒ブランド、SAKE HUNDREDのフラッグシップとして知られる「百光 (びゃっこう)」。その、文字通り「別誂(べつあつらえ)」です。「百光」は「100年先まで光照らすように」との想いが込められています。
では、「白光 別誂」は「百光」と何が違うのでしょうか。
異なる原料米と酵母を使用しているようです。
酒米は、「百光」は山形県産の「雪女神」を使用しているところ、「白光 別誂」には最高の酒造好適米として知られる兵庫県産「山田錦」。
「米由来のふくよかなうまみが強く感じられ、さらに長期の熟成にも向く酒質になる」とのこと。これらにより、「甘味・旨味・酸味の新たなバランスを追求」し、「食中酒としてのポテンシャルを高めた」のです。
白い花や硬めの洋梨のような白い果実のアロマが立ち上り、岩清水が流れるような美しい風景を思い起こさせます。味わいはエレガントでフレッシュ、そしてシルキーなテクスチャーが細く長く続きます。余韻にはほのかな苦味を伴う旨みが残り食欲をそそります。実にピュアで爽やかなフィニッシュ。
何となく、シャンパーニュ好きの人にお勧めしたい印象を受けました。
こちらも精米歩合18%。醸造パートナーは、山形県酒田市で1832年創業の「楯の川酒造」。この酒蔵で醸される日本酒は、すべて「純米大吟醸酒」。だからこそお米の純粋な表現に長けているのだと納得します。(text&photo by Y. Nagoshi)
SAKE HUNDRED「白光 別誂 | BYAKKO BESPOKE」