カリフォルニアワインの達人に聞きました　 飲むならこの1本！　vol.01

品種／プティシラー　ジンファンデル
産地／カリフォルニア

ドリームチームが手掛ける最強ワイン。その名も「スラムダンク」は、席にお持ちした時のお客様の盛りあがり具合NO１のワインです。ワイン業界におけるトップスターの二人が、マイケルジョーダンのスラムダンクシュートみたいなすごいワインってどんなワインだろうか？という発想からタッグを組みつくられた、言わばドリームチームによる作品。日本では漫画の「スラムダンク」がはやっている事からも、大盛り上がりするワインとなっているのです。
そしてここ赤坂では、ビジネスやプライベートのお席、同じプロジェクトチームの集まりだったりこれから一緒にタッグを組む方たちのお席などにご紹介しています。ワインの味わいは、カリフォルニア唯一無二の品種ジンファンデルとぐっと掴んでくれるプティシラー。赤身のお肉などに良く合います。バディは濃密でストレートに、まるでダンクシュートのようになめらかなベリーとスパイスの濃さを感じます。ちょうどお話が盛りあがる頃、メイン料理に合わせるワインとしてピッタリです。今回あじる亭Anneessoのメニューでのおすすめは「仔羊のロースト」。特殊な方法でじっくりローストした臭みのない仔羊に合わせたスラムダンクは、ワイン単体で飲むと隠れていたプティシラーのスパイス感がふわっと香ってきます。仔羊の旨味を連れてストレートに体の中にいざなう様は、まるで優しく寄り添うダンクシュートのよう。　ストーリー性があることから、カリフォルニアワインをあまりご存知でない方に試していただける、カリフォルニアワインを知って頂ける良いきっかけとなるワインだと思います。そして、なによりもワインボトルを写真に納めるお客様が多く、それをSNSに載せて頂く事によってより多くの人々にカリフォルアワインを知って頂く事ができているので、印象にも残るメモリアルワインとしてもおすすめです。

ショップDATA
住所／〒107-0052 東京都港区赤坂3-16-11 東海赤坂ビル1F
TEL／050-5268-9853
営業時間／17:00～23:00(L.O.22:00)
定休日／日曜・祝日
店のwebサイトはココをタップ

品種／ジンファンデル
産地／ナパヴァレー
ナパヴァレーのワイン用葡萄生産量はカリフォルニアの州全体で収穫される４％で小さい地域ですがほとんどのカルトワインはナパヴァレーから誕生しています。またナパヴァレーの主要な赤葡萄品種は50％以上がカベルネソーヴィニヨンです。その中で1930年代よりナパヴァレーの南地区オークノールで葡萄品種ジンファンデルだけを栽培している家族経営のワイナリーが「ロバート ビアレ」です。フレンチオークで14ヶ月の熟成され　アルコール度数は14.8%とボリュームがありながらなめらかです。
2016年から熟成されたジンファンデルはカリフォルニアのジンファンデルの中でもトップクラスです。飲んでみるとブラックベリー　ダークフルーツ　白胡椒や黒胡椒　バニラやグローブ　複雑に全ての要素が混ざり合い　酸味も甘味もほど良くシルキーなタンニンが口中に舞ます。カリフォルニアワイン好きのお客様の評判は極めて高く、初めてジンファンデルを美味しいと思ったとコメントをいいただいています。当店でのおすすめはハンバーグとマリアージュです。ハンバーグのソースにはワインを使っていますのでワインとの相性も素晴らしいです。
ロバートビアレ　ブラックチキン　現時点で日本で輸入されたジンファンデルでのグラスワインのオススメはこれが絶対の１番と確信しています。

ショップDATA
住所／153-0062 東京都目黒区三田２丁目８−６
TEL／03-5721-9335
営業時間／19：00～深夜まで
※日によって終了時間が変わるので、お店に電話にてご確認ください。
定休日／日曜日
※祝日は時々お休みいたしますので、祝日に御来店の際は一度ご連絡ください。
店のwebサイトはココをタップ

産地／ナパ・ヴァレー
オススメはこのワインしか思い当たりません。
パラダックス(PARADUXX)と出会ったのは2000年の6月、敬愛する私の師匠、佐々木和久氏の結婚式です。
当時の私はワインの勉強を始めて間もなく、飲んでみても「おいしいような気もするけど………イマイチよく分からない」状態。そんな中、新郎の佐々木氏にこっそり飲ませて頂いたのが、1994年からリリースされた「PARADUXX RED WINE」。切手のようなデザインにポップなつがいの鴨が描かれたラベル。口にして、一生懸命味覚で味を表現しようとしますが、見習いソムリエには「すっげぇうまいです！」なんて言葉しか出てこなかったように記憶しています。
かくしてこの「初めてのすっげぇうまい赤ワイン」は私のワインの指標として刷り込まれたわけですが、知れば知るほど（飲めば飲むほど）パラダックスの事が好きになっていきます。
当時、他国ではあまり人気の無かったカリフォルニアの固有葡萄品種、ジンファンデル。偉大なワインを幾多も生み出す、カベルネ・ソーヴィニョン。対極にあるこの2種類の葡萄をブレンドして調和のとれたスーパー・カリフォルニアワインを造ろうという「パラドックス(paradox)」に、ダックホーン・ヴィンヤーズの設立者の一人、ダン・ダックホーン氏の「ダック(duck)」を掛け合わせて「パラダックス(PARADUXX)」。
これ以上無い、このワインにふさわしいネーミングです。なんてカッコイイ。
そして初リリースの1994年から2008年まで続いた、切手モチーフの大判なラベル。毎年描くアーティストが変わるのでコレクション性も抜群でした。
2009年以降はデザインとブレンド比率が一新され、ラベルはクールなモノトーンに。ワイン名も「PARADUXX Z Blend」へと進化します。
カベルネ・ソーヴィニョンの比率が増えた事で、それまでの「滑らかで濃密」に重厚さが増した味わいに。
当時は、なんでカベルネ増やしたの？…と少し不安になりましたが、飲んでみて一発で納得。ブラインドで出されてもそれと分かるほどの正常進化を遂げていました。
2018年には25周年を迎えたパラダックスの進化は留まらず、よりハイレンジな赤やZ Blend以前のスタイルのPintail（日本未入荷）、ヴィオニエ主体の白等が現在はラインナップされ、いちワインファンとしても楽しみは尽きません。好きが高じてワイナリーからプレゼントを頂いたり、生産者の方々との食事を楽しむ機会を得たり等、このワインには素晴らしい思い出がたくさんあります。多くのお客様に食事とワインの楽しみ方を伝え、多くの仲間たちをカリフォルニアワインの沼へと誘ったのもパラダックスでした。
私にとって大切なこのワインを、お勧めとさせて頂きます。

品種／メルロー
産地／ナパ・ヴァレー
当店GRIDDLE ME LOCALでは、地元神戸を中心に兵庫県産食材を使った料理を提供しています。特に、神戸牛と神戸ポークのハンバーグや神戸牛サーロインステーキをメインに扱っており、お客様からもご好評いただいています。当店ではグラスワインを常時7種類提供しているのですが、その中でもレイモンド・リザーヴ・セレクション・メルローはしっかりとした骨格と凝縮感がありながらとてもエレガントな味わいで、神戸牛の繊細な肉質や旨みたっぷりの脂との相性がとても良いワインです。ジューシーなお肉や赤ワインをたっぷり使ったデミグラスソースとのマリアージュを楽しんでいただけるレイモンド・リザーヴ・セレクション・メルロー、イチオシの1本です！