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GOURMET

Don Sattoniの美味礼賛 Dish.07 「赤坂・アモルファス」

終わりなき“食の冒険家”Don Sattoniさんが培ったグルメ勘、独自の情報網、絶対味覚から
このお店の「美味しい」は何か、その深淵を毎回考察します。

フォアグラを治療する料理人 佐藤幸大シェフの「アモルファス」


長谷川稔氏が東京に出てくる前の北海道時代の相方だった佐藤幸大シェフが赤坂に満を持して開業された「アモルファス」を初訪。佐藤シェフは、長谷川稔の下を離れた後イタリアで修業され、地元の札幌に戻って創作料理店「beija Flor(ベイジャ フロール)」で食べログで3.78、ゴ・エ・ミヨでも3トックを獲得した実力派。

料理人というよりもはや研究者のようで、常に新しい発見を追い求めてるご様子だった。スペシャリテは、「フォアグラ/治療」と書かれた逸品。フランスから日本に来るまでの数週間の間に酸性に傾いてしまった状態をコーヒーや洋酒などを用いて中性に戻していることから”治療”と名づけたとのこと。

その治療を施したフォアグラの上に、フォアグラをpHコントロールしたムース、ビーツのパウダー、カカオニブ、ピスタチオの飴がけ、バルサミコ酢等がかかっていて、もう完全に変態の領域を超えたものだった。
佐藤シェフ曰く、「”美味しい”は狙ってない。amorphousは非結晶、だから完成はない」と。
激化する東京のレストラン市場にまたひとつとんでもない店が現れました。

DATA

amorphous/アモルファス
住所/東京都港区赤坂3-12-11 ニューギンザビル7号館3F
TEL/非公開
営業時間/19:00~(一斉スタート)
定休日/水・木曜日
Instagram:@amorphous.official
※予約はインスタグラムから

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Don Sattoni

Don Sattoni

終わりなき“食の冒険家”

大学を卒業後、マーケティングや商品開発に始まり、自身の事業会社を東証に上場させる。その後、海外での会社経営、投資、サッカーチームのオーナー等、グローバルに活躍する。服飾関連会社の相談役も長年務め、とりわけイタリア製布地や時計の知識については右に出るものはいない。 食材へのオブセッションが高じて、オリーブオイルなどの食材を販売する輸入会社も設立。器好きでもあり、この分野でも作家とのコラボレーションを展開し、ショップのオーナーでもある。一番ハマっている趣味は魚釣りで、季節が変わる毎に、魚を追って全国津々浦々の港を漁師と回る。料理の腕は、プロも顔負け。 現在は、ロンドンと東京の二拠点生活を楽しむ。

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