レシピ・写真/澤田美奈
CASALE VECCHIO MONTEPULCIANO D’ABRUZZO
カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ ダブルッツォ(赤) 750ml
【レシピ】
●秋刀魚ときのこのリエット
【材料・作りやすい分量】
秋刀魚(生)1尾、塩少々、紫玉ねぎ1/4個、きのこ(ブラウンマッシュルーム・しいたけなどお好きなもの)50g、にんにく1/2片、ブラックオリーブ30g、アンチョビ2尾(8g)、オリーブオイル小さじ2、白ワイン大さじ2、黒胡椒適量、バター30g、お好きなハーブ・ピンクペッパー適宜、バゲットやクラッカー適宜

【作り方】
①秋刀魚は塩をふって、予熱した魚焼きグリルで両面を10分ほど焼く。頭と尾を落とし、骨を外してほぐす。(わたや皮も使う)



②にんにく・紫玉ねぎ・きのこは粗みじんに切る。
③フライパンにオリーブオイルを温め②を入れて黒胡椒をふって炒め、しんなりしたら、粗く刻んだオリーブとアンチョビ、白ワインを加えてさらに炒める。



④フードプロセッサーに①の秋刀魚と③、室温に戻したバターを入れて攪拌し、塩こしょうで調味する。

⑤器に盛ってピンクペッパーをふり、ハーブを飾る。バゲットやクラッカーを添える。

美味しいものがてんこ盛りの実りの秋。
シュワシュワの泡やキンキンに冷えた白より、少し重めの赤ワインが恋しい季節になってくると、よく作るのが、秋刀魚ときのこのリエット。
家庭で手軽にビストロの味を楽しめるメニューです。
秋刀魚と野菜を別々に火を通すのがひと手間といえばひと手間ですが、
秋刀魚は、塩をしてグリルに放り込んで丸ごと焼くだけなので、焼いている間に野菜を炒めれば、時短に。
秋刀魚はわたや皮を取らず、骨からはずしてほぐすだけなので、それほど手間もかかりません。
しっかり焼きめのついた皮は香ばしく、わたのほろ苦さが深い旨味を醸し出します。
きのこや香味野菜と合わせることで臭みもなく、ワインがすすむ逸品に。
作っておくと2,3日楽しめるので、この季節のワインのアテにおすすめです。
今回合わせたワインは、カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ ダブルッツォ。
バランスの良い、陽気なイタリアワインです。

プルーンやレーズンのようなやや甘く濃密な果実感と華やかな香り、エレガントなタンニンが、秋刀魚の風味とマッチ。
スパイスのアロマが、わたの独特なクセをマスキングしてくれます。
秋刀魚の旬の時期、ワインのお供に是非試していただきたい組み合わせです。