ワインに合う簡単レシピ Vol.30 砂肝と茄子とクレソンのサラダ 赤味噌ドレッシング
レシピ・写真/河井 あゆみ
コリコリとした歯触りが楽しい砂肝。
鶏が食べたものを消化するための胃の一部の筋肉なので
脂肪も少なく低カロリー、たんぱく質、鉄分や亜鉛も豊富に含まれているヘルシーな食材です。
ワインのお供は高カロリーになりがち。是非こんなおつまみ系サラダも食卓に取り入れたいですね。
料理の際はひと手間かけて銀皮(青白い部分)をそぎ取ってしまえば
ソテーしただけで美味しくいただけます。
ソテーした砂肝はコリコリ、茄子はジュワっと柔らかく、
クレソンのシャキ感が加わったサラダは
食感と味わいが何層にも重なり一皿で色々な顔を見せてくれます。
これにさっぱりとしたソースを合わせれば白ワインにも合いますが、
今回は赤味噌ベースのこっくりしたドレッシングで赤ワインに合わせてみましょう。
今回のチョイスはシャトーメルシャンの山梨マスカットベーリーA。
ぶどうを皮ごと頬張った時のような果皮の渋みがジューシィさに溶け込み、
ブラックチェリーの香りにクローブやナツメグのスパイス感が鼻に抜けます。
サラダと交互にこのワインを口に含むと
まるでぶどうをトッピングしたサラダを食べているような気に…!
そう、このサラダにはぶどうをはじめ、いちじくやプラムをトッピングしても合うのです。
そんな時もこのマスカットベーリーAの心地よい酸味やふくよかなタンニンがドレッシングのようにそれぞれが持つ味わいに寄り添ってくれるでしょう。
日本の秋~冬にかけての景色が目に浮かぶようなペアリングです。
是非和の食卓に合わせてみてください。
シャトーメルシャン/山梨マスカット・ベーリーA 2020
日本/山梨
品種/マスカットベーリーA100%
参考価格/ 2,109円(税込)
材料(2人分)
砂肝 250g
茄子 1本
クレソン 1束
●赤味噌ドレッシング
赤味噌 小さじ2
みりん 小さじ1
酢 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1
黒胡椒 適量
作り方
①なすをひと口大に切り、オリーブオイルを入れたフライパンで全面に焼き目がつくまで焼く。
② 砂肝の銀皮をそぎ取り、身に味がしみやすいよう2、3か所切り込みを入れる。オリーブオイルを入れたフライパンで中に火が通るまで焼く。
③ ソースの材料を全て混ぜる(みりんのアルコールが気になる場合は電子レンジ600wに約1分かけてアルコールをとばしてから混ぜる)。
④ 焼いた砂肝と茄子、ちぎったクレソンを皿に平らに盛り付け、赤味噌ドレッシングをかけ完成です。