ワインに合う簡単レシピ Vol.38 「カブのステーキ 春人参とカルダモンのソース」
レシピ・写真/澤田美奈
カブが甘くておいしい季節です。
皮付きで使えて、火が通るのも早いカブは、とても使い勝手の良い野菜。
葉っぱも大根と比べてクセも少なく、おみそ汁の具やきんぴら、ふりかけにと、重宝できるのが嬉しいですよね。
今回は、せっかくなので一緒に調理しました。
柔らかく蒸し焼きにしたカブと合わせるソースは、鮮やかな春人参がベース。
フレッシュな人参の甘みに、リンゴ酢でさわやかな酸味をつけて、
カルダモンの高貴な香りでまとめると、レストランの味に。
カブの葉のほろ苦さが全体をひきしめて、ワインがすすむ春の一品になります。
そして、カブの料理に合わせたのは、アルザスのリースニング。
ミネラリーでエレガント。きれいな酸がのっていて、余韻にかけて心地よい苦みもあり、
野菜の旨味、甘みにも優しく寄り添ってくれるワインです。
春の訪れを楽しみながら、ゆっくりと味わっていただきたい組み合わせ。
ぜひ、お試しください。
アンリ・エーラール リースリング(白)
生産国/フランス アルザス
品種/リースリング
参考価格/1,430円
「カブのステーキ 春人参とカルダモンのソース」
材料(2人分)
カブの実3個、カブの葉と茎2個分、
ソース{にんじん1/2本(100g)、りんご酢大さじ2、はちみつ・塩麹各大さじ1、カルダモンパウダー少々、オリーブオイル大さじ3}
オリーブオイル大さじ1、白ワインか水大さじ3〜4
作り方
① カブの実は洗って皮のまま1㎝厚さに切る。葉と茎は粗みじんに切る。
②-1 ソースを作る。人参をすりおろす
②-2 オリーブオイル以外のソースの材料を合わせる
②-3 オイルを少しずつ混ぜてソースを作る
③ フライパンにオリーブオイルを温め、①のカブを並べて中火で焼く。
④-1 焼き色がついたら裏返す
④-2 ワインを注ぐ
④-3 蒸し焼きにする
⑤ 両面きつね色に焼けたら火を止める。
③のフライパンにカブの葉と茎を入れて、
しんなりするまで炒め、カブの中央にのせる。
プチトマトやハーブを飾ってもよい。