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「iichiko Design Week 2024」開催、飲むだけじゃない、観る聞く体験とは!?

文/山田 久美子

「下町のナポレオン」としても親しまれている本格麦焼酎のロングセラー「いいちこ」。
オリジナルに加えて、長期熟成させたものや低温発酵させたものなど新しい「いいちこ」を生み出し続けている印象が強いですが、広告デザインも非常に印象的で多くの広告活動をされているってご存知ですか?
代表作となる交通広告の「いいちこ駅貼りポスター」をはじめ、「いいちこ」のボトルデザインやその他「いいちこ」に関するすべての広告デザイン、総称「iichiko design」は1984年に始まり、今年2024年になんと40周年を迎えるんです。
この40周年を記念して開催する展覧会「iichiko Design Week2024」が、10月8日(火)〜12日(土)の期間渋谷ストリートホールにて開催されます。

これまでつくり上げてきたブランド価値やメッセージを、「いいちこ」のグラフィックやプロダクトデザインの展示、デジタルを絡めたこれまでにない新しい商品(飲酒)体験などを通じて、いいちこの「これまでとこれから」を伝えるこの展覧会。
「iichikoに触れる」「iichikoを知る」「iichikoを体験する」の3つのエリアに分けていて、「いいちこ」の全てを知ることができる展示なのだとか。

まず「iichikoに触れる」エリアは、駅のホームにある広告掲出看板やベンチ、タイルの壁など駅らしさをイメージした空間となっていて、これまでの40年で制作してきた作品の中から厳選した40枚の「いいちこ駅貼りポスター」を展示。
誰もがきっとどこかで見かけたことのあるポスターに、掲載年月やこだわりの紙質、カラー情報に加え、アートディレクターの河北秀也氏による撮影秘話やその時代の背景・ニュースと併せて、改めて触れることができる展示です。

また「iichikoを知る」エリアでは、「いいちこ」の「これまでとこれから」を、イラストや豆知識を交えた40のトピックで紹介する展示“All About iichiko「いいちこ大全」”、さまざまな活躍をする40名の著名人へ「いいちこ」とのエピソードやイメージなどをインタビューした“iichiko and Me「わたしといいちこ」”、ボトルの美しさやデザインのディテールを見ることができる巨大なボトルグラフィックと実物商品を展示した“iichiko Products「いいちこボトルデザイン」”、その他メインシアターで見る「いいちこ駅貼りポスター」撮影地のロケーションマップや総数2000点以上を誇る「iichiko design」を全て見ることができるタブレットが設置されています。
「いいちこ」を様々な視点から楽しみ、興味を持ったうえで「飲んでみたい」と思う展示となっています。

そして「iichikoを体験する」エリアでは、「飲んでみたい」を叶えることができます。
和を基調としたバーエリアとなっていて、“iichiko Special Bar「いいちこスペシャルBar」”が開店!
世界トップレベルのバー(Angel’s Share NY/Martiny’s/THE SG CLUB/ Bar Benffidich/日比谷Bar)からゲストバーテンダーをお招きし、日替わりの限定カクテルを飲むことができます。
さらにドリンクパスを購入すれば、「いいちこ」ブランドの13商品を飲み比べることができるという、なんとも貴重な経験ができるんです。

ところで焼酎ベースのカクテルって、日本ではあまり馴染みがないですよね。
実は三和酒類さんは「焼酎をウォッカ、ラム、テキーラ、ジンと並ぶ世界の蒸留酒へ」という目標に向けて
2016年からプロジェクトチームが日米を往復し、米国のトップバーテンダーと開発を重ね2019年からアメリカなどで先行販売されている「iichiko彩天」という、アルコール度数43度のカクテルベースに最適ないいちこを産み出しているんです。


欧米では蒸留酒は食事と共にではなく、バーで楽しむもの。
そして蒸留酒は何かで割るのではなくかけ合わせ、MIXしてさらに美味しく飲むもの。割り算ではなく掛け算!!
というところから、カクテルとして飲める焼酎を開発したって凄くないですか??
この彩天を使ったカクテル、また飲み比べの13商品のなかにも入っているなんて素敵過ぎます。

また新しい和菓子体験を追求する「芽吹き屋」との共創企画として、この限定カクテルまたはドリンクパスを購入した各日100名限定で、「いいちこ」×和菓子のペアリングとして日替わりで和菓子をいただけるそう。
個人的に、焼酎とあんこは合う!と強く思っているのでとても楽しみな企画です。

そして、各商品にフォーカスした限定イベントも日替わりで開催。
食材でボトルを表現している「いいちこスーパー」の広告をイメージし、大人気弁当店の「chioben」とコラボレーションした「日替わりスーパー弁当」の提供や、「いいちこ」のアートディレクションを長年手がける河北秀也氏のトークショー、食と「いいちこ」を楽しむペアリングイベント、音楽と「いいちこ」のコラボレーション企画など「いいちこ」の様々な楽しみ方を堪能できるイベントが予定されています。

この展覧会を通して、「いいちこ」のすべてを知ることができれば、「これまでとこれから」の「いいちこ」をより感じて楽しみながら飲むことができそうです!
まだ日本では味わえない、カクテル向けに開発された『iichiko彩天』をひと足早く経験できるチャンスでもありますよ!
『iichiko彩天』は2025年春に日本で販売予定とのこと、日本のバーでも焼酎ベースのカクテルがスタンダードとなることを期待します!

ちなみに開催前夜のレセプションパーティでは、カクテル向けスピリッツ『iichiko彩天』を使用したオリジナルカクテルが振舞われ、
ダンサーのアオイヤマダさんによる『iichiko彩天』をイメージしたダンスパフォーマンスも披露されました。
まさにエンターテインメントや食とお酒のマリアージュ!

〈開催概要〉
イベント名 :「iichiko Design Week 2024」これまでのiichiko、これからのiichiko
開催日 時 :2024年10月8日(火)〜 10月12日(土) ※日毎の開催時間が異なります。

10月 8日(火) 10:00〜17:00
10月 9日(水) 10:00〜20:00
10月10日(木) 10:00〜20:00
10月11日(金) 10:00〜22:00
10月12日(土) 10:00〜19:00
※入場受付は各日閉場の30分前に終了。
開催場 所 :渋谷ストリームホール
     東京都渋谷区渋谷3丁目21-3
入 場 料 :無料 ※ドリンクパスと限定カクテルは有料
※20歳未満の方の入場も可能。小学生以下は保護者同伴必須。

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山田久美子

人材系シンクタンクにて営業・マーケティングに従事。 日々のストレス解消・リフレッシュに水泳とサウナ、その後の晩酌を楽しむ。年に一度は長く休暇を取って、バリ島東部の静かなリゾート地でマインドリセットすることはすでにルーティン。お酒はワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒と全般的に大好き。活動エリアは恵比寿と広尾が多いかなっ?。

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