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スコットランドを代表する国民的詩人、ロバート・バーンズの生誕を祝う会 スモーキーシングルモルト「タリスカー」片手に伝統料理「ハギス」を!

文/山田 久美子

バーンズナイトって、皆さんご存知ですか?

ロバート・バーンズは1795年1月25日に生まれたスコットランドの詩人。スコットランド語で詩を書き、「農民詩人」「スコットランドの最愛の息子」「エアシャーの大詩人」とも呼ばれるスコットランドの国民的詩人です。またスコットランドの民謡の収集や自ら改作した人としても有名で、「蛍の光」や「故郷の空」といえば聞いたことがある方が多い曲だと思いますが、これらはバーンズの民謡なのです。そのロバート・バーンズの誕生日である1月25日前後の日を「バーンズナイト」と呼ばれる記念日として、スコッチウイスキーを片手に伝統料理の「ハギス」(羊肉やオートミール、スパイスなどを羊の腸に詰めて蒸したもの)を食べながらバーンズの生誕を、彼の詩をうたいながら祝う会がイギリス各地で開かれるのだそうです。

1800年代のエングレーヴィングに描かれたロバート・バーンズのエングレーヴィングで描かれた肖像画。スコットランドの国民的詩人。

そして、日本のイングリッシュパブの草分け的存在ともいえる「Helmsdale」では毎年このバーンズナイトを開催しています。広尾、青山界隈でその店ありといわれた日本のイングリッシュパブ「Helmsdale」。いまは渋谷の話題スポットMIYASHITA PARKのホテルsequenceと軽井沢の二店舗で営業していますが、その渋谷のHelmsdaleでは毎年このバーンズナイトを開催しているのです。

そして今回、そのバーンズナイトにお邪魔してきました。「ハギス」とペアリングで楽しんだのはスコットランドのスカイ島で最も歴史ある蒸留所が生み出す力強いシングルモルトウイスキー、「タリスカー」を使用したハイボールに黒胡椒をひと振りオントップした「タリスカースパイシーハイボール」など「タリスカー」を使用したオリジナルメニュー。「ハギス」を春巻きやパスタなどにアレンジした料理も登場しました。

香り高く口の中でスパイシーさが広がる「タリスカースパイシーハイボール」を片手に「ハギス」を食べ、MHDシングルモルトアンバサダーのボブ氏による『ハギスに捧げる詩』の朗読も楽しめるという、日本にいながらも本格的なバーンズナイトを体験できた一夜。

MHDシングルモルトアンバサダーのボブ氏による『ハギスに捧げる詩』の朗読

2024年に渋谷のHelmsdaleで開催されたバーンズナイトの模様

ハイボールに黒胡椒?!と思いましたが、「タリスカー」の特徴は潮風の香りとスモーキーな味わい、黒胡椒を思わせるスパイシーさなので、芳醇な甘みと相まって、より香り高く口の中でスパイシーさが広がるという、とても贅沢な味わいとなっていました。

また「ハギス」についてもう少し補足すると、羊の内臓をオートミールや玉ねぎ、スパイスなどと混ぜ、羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理で、スコットランドの国民食やソウルフードとも呼ばれているそうです。

臭みを消すために味付けが濃いということも、もちろん臭みもなく、各自が塩胡椒などで味を調整して食べる方式なのも良いですね。

この「バーンズナイト」、今年はすでに開催されてしまいましたが、毎年開催されるとのことなので来年はぜひ!

なお「タリスカー」を使用した「タリスカースパイシーハイボール」、家で楽しむのはもちろん、暖かくなったらバーベキューやお花見、キャンプでもちょっとおしゃれな大人のハイボールとして話題になりそうです!

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山田久美子

人材系シンクタンクにて営業・マーケティングに従事。 日々のストレス解消・リフレッシュに水泳とサウナ、その後の晩酌を楽しむ。年に一度は長く休暇を取って、バリ島東部の静かなリゾート地でマインドリセットすることはすでにルーティン。お酒はワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒と全般的に大好き。活動エリアは恵比寿と広尾が多いかなっ?。

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