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WINE

年末年始にぜひ飲みたいワイン Vol.01「CLOUDY BAY(クラウディー ベイ)」

「Wonderscape by Cloudy Bay」に参加して感じた「食卓にワインのある幸せ」

11月某日、千葉県木更津市のサステナブルな農場でニュージーランド(以下:NZ)の人気ワインブランド「CLOUDY BAY(クラウディー ベイ)」がスペシャルなペアリングイベント「Wonderscape by Cloudy Bay」を開催した。東京から木更津へクルマで約1時間。目的地に到着すると、そこはBBQ施設や水牛からモッツァレラを造る工房まで備えている広い農場。さらに会場まで歩くと、屋外に20人は着席できるロングテーブルが2列用意されていた。太陽が燦々と輝くお昼の時間、ワイン、料理、空間デザイン、音楽など、6名のプロフェッショナルなキュレーターたちがクラウディー ベイの世界観に寄り添い、それぞれの専門領域でストーリーを紡いでラグジュアリーなおもてなしを提供してくれたのがこの「Wonderscape by Cloudy Bay」の趣旨。さまざまな趣向がこらされ、「クラウディー ベイ」とペアリングされた料理と共に、他の参加者との楽しむ贅沢な一時であった。と、書いてきたが今回はこの特別なイベントについてがメインの話ではない。
この体験を通して改めて強く感じたこと、それは「食卓にワインがある幸せ」を再確認させてくれたことだ。またこの日のように、まだ明るい時間に、さらにできれば外でというシチュエーションがことさら似合う飲み物はワインがいちばんであることを再確認した。とはいえ、日本はこれから寒い冬本番である。ピクニックのような外飲みは4月までお預けだろう。それでも年末年始は、比較的時間も場所も選ばずにワインと食をそのシチュエーションで楽しむ贅沢な一時を造れるのではないだろうか? 
そんなときにセレクトしてみるのはいかがかな、とオススメしたいワインの1つが「クラウディー ベイ」ではないかと、この「Wonderscape by Cloudy Bay」を通して感じたことなのである。
「クラウディー ベイ」のラインナップにはシャルドネ、ピノ・ノワールそしてソーヴィニヨン・ブランがある。いちばんのオススメは「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン」だ。

ニュージーランドのワインシーンとソーヴィニヨン・ブラン

NZのワインを語る上で「ソーヴィニヨン・ブラン」なくして語ることはできない。ソーヴィニヨン・ブランはシャルドネやリースリングと共に「3大白ワイン用ぶどう」と言われ世界中で栽培されているが、NZでは全体のワイン用ぶどう収穫量の76%以上を占めており、まさにNZワインの代名詞ともいえる存在なのである。NZはワインが造られるようになってから40年ほどしか経過していない歴史的に浅い国にも関わらず、ワインマーケットの世界での存在感はすでに大御所感がある。

マールボロ地方とクラウディー ベイの魅力

クラウディー ベイ/ソーヴィニヨン ブラン 2023
品種/ソーヴィニヨン・ブラン100% 希望小売価格/4,300円(税抜)
※2024年2月以降、希望小売価格/4,600円(税別)

NZ南島の北東部に位置するマールボロ地方は、NZでソーヴィニヨン・ブランの栽培地域の第一位を誇り、その約85%がこの地で生まれている。この地方は豊富な日照量や昼夜約寒暖差など、ワイン用のぶどうを育むに最適な条件が整っているという魅力にあふれた土地なのだ。
そんなNZワインのメッカでもあるマールボロに、クラウディー ベイは1985年に設立された。創業者のデヴィッド・ホーネンは、マールボロのソーヴィニヨン・ブランのワイン産地としての可能性を信じ、この地で最初に設立された5つのワイナリーのうちの1つを所有している。この地域の特徴を反映した活き活きとしたスタイルの個性的なワインと評され、ニュージーランドワインの世界的地位を高めたアイコンブランドとして高く評価されている。そのソーヴィニヨン・ブランの味わいは、ハーブや柑橘類の果実をはじめとする「爽やかな香り」が特徴で、グラスに注いだ瞬間にグレープフルーツや南国系のフルーツのフレーバーとハーブの風味が広がり爽やかな印象。飲むとこの爽やかさが気分を上げてくれるワイン、それがクラウディー ベイの真骨頂なのだ。
そして、飲むならオススメは「クラウディー ベイのソーヴィニヨン ブラン」の最新ビンテージ「2023」だ。
最新ビンテージは例年より夏が長く続き、晴れた日が多く、また夜は涼しく、ブドウを成熟させるのに最適な環境でブドウの生育期間がしっかりと保たれた状態で収穫のタイミングを迎えた年だったという。味わいも果実味が凝縮したエレガントな味わいで、熟した果実味が中心でありながら塩味のニュアンスも感じられる絶妙な調和がとれた味わいに仕上がったという。爽やかなお昼あるいは午後の明るい時間に、魚介や野菜などと合わせて飲みたい。あなたに「食卓にワインがある幸せ、人生を豊かにしてくれる」贅沢な時間を実感させてくれる1本になるだろう。

そして、もう1本のオススメが「PELORUS」

個人的には、ワインを飲んで幸せだと感じる瞬間は美味しい「スパークリング」がそばにあるとき、それもオススメのシチュエーションで。そんなときには「クラウディー ベイ」がシャンパーニュ製法(トラディショナル製法)で造る「PELORUS(ペロリュス)」である。フレンチオーク樽で8ヶ月、その後瓶内二次発酵で最短で2年間熟成後にデコルジュマン(澱引き)。シャンパーニュの独自の香りはパンの「ブリオッシュ」と表現されることが多いけれど、まさにこのペロリュスにもそんな香りが感じられ、いわゆるパンをトーストしたときのこんがりと香ばしい香りがする。クリーミーでリッチな香りも感じられるが、全体の印象はシャンパーニュよりはややフレッシュで、スッキリとしてお昼の泡として特にピッタリで、ラグジュアリーなひと時に寄り添ってくれるスパークリングなのである。

セパージュはシャルドネとピノ・ノワールなので、「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン」とはまた違う魅力を堪能できる。というわけで、スティルワインはソーヴィニヨン ブランを、スパークリングワインはペロリュスをぜひ!この年末年始に楽しんで、「食卓にワインのある幸せ」を感じて欲しい。

クラウディー ベイ ペロリュス
品種/シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
希望小売価格/4,300円(税別)
2024年2月以降、希望小売価格/4,600円(税別)

さらに詳しく、購入に興味のある方は公認ショップはココをタップ
クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2023は残念ながら年明けからの販売予定

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山田_yamada 靖_yasushi

Why not?マガジン編集長。長くオールドメディアで編集を担当して得たものをデジタルメディアで形造りたい。座右の銘は「立って半畳、寝て一畳」。猫馬鹿。年一でインドネシア・バリのバカンスはもはやルーティン。

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