「ダイニングアンドスタイル」の代表で食・空間プロデューサーの山本侑貴子さんに、簡単でおいしく尚かつオシャレなワインと料理のあるテーブルを見せてもらいました。今回のワインはトリエンヌのI.G.P.メディテラネ レ・ゾーレリアン。プロヴァンスの赤ワインです。スパイシーな牛肉とクレソンの黒胡椒炒めと、最適な組み合わせ!
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トリエンヌはブルゴーニュの偉大な造り手2人(ドメーヌ・デュジャックの当主ジャック・セイス氏とD.R.C.の共同経営者だったオベール・ド・ヴィレーヌ氏)がタッグを組んで造った最強の南仏ワイナリー。だから美味しくないわけがない!(笑)
ブルゴーニュでのノウハウを生かしながらも、ピノ・ノワールではなく、地中海性気候に適したブドウを栽培。ちなみに、トリエンヌ I.G.P.メディテラネ レ・ゾーリアンの葡萄品種はカベルネ・ソーヴィニヨン50%とシラー50%
プロバンスの豊かな果実味と、凝縮感がありきめ細かいタンニン、そして心地よい酸が感じられます。
オーガニック農法で地球環境にも身体にも優しいハイクオリティー&リーズナブルなワインです
このワインには牛肉とクレソン炒め物を合わせてみました。薄切り肉はサッと火が通るので、気軽におつまみを作るにはおすすめ。クレソンやマッシュルームが入ると普通の炒め物がワインに合うお洒落な料理に変身します!
●牛肉とクレソンの黒胡椒炒め
牛肉の薄切り 200g
ブラウンマッシュルーム(大) 2個
オイスターソース 小さじ2
赤ワイン 大さじ2
ホワイトバルサミコ酢(または寿司酢)隠し味程度に少々
クミン 小さじ1
クレソン 1パック(4~5枝)
オリーブオイル 適量
<作り方>
※クレソンは3cm幅に切っておく。
1)フライパンにオリーブオイルを熱し、クミンを炒め、牛肉とマッシュルームに火が通るまで炒める。
2)次にクレソンの茎の部分を炒め、オイスターソース、赤ワインを入れて少し炒め、
3)火を止めて、寿司酢を少々回しかけ、
4)クレソンの葉の部分を入れて混ぜて、
5)皿に盛り付け、黒胡椒をたっぷりめにかける。
牛肉とマッシュルームを合わせることで食感の違いが楽しめます。
クレソンのほろ苦く清々しい香り、クミンやブラックペッパーのスパイスが
ワインのアロマを更に引き立たせ、不思議とタンニンを和らげてくれます
ワイン輸入元:ラック・コーポレーション
<山本侑貴子さんプロフィール>
1999年テーブルコーディネートの楽しさを伝えるサロン「dining&style」をスタート。2007年テーブルコーディネートのプロフェッショナルを養成する「dining&style」認定講座を東京と大阪で開講。テーブルウェア監修や著書多数。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。2014年 日本ソムリエ協会のソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)に就任。2017年フランス・シャンパーニュ 騎士団よりオフィシエを叙勲。